お熊甲祭というのは、石川県の国指定重要無形民俗文化財だそうです。
以下七尾市観光協会のwebより抜粋
猿田彦の先導で、高さ20メートルばかりの深紅の大枠旗やお道具を従え、「イヤサカサー」の掛け声と鉦・太鼓の音も賑やかに、本社に参入します。拝殿に全神輿が参入すると、本社で奉幣式に移り、若衆が鉦・太鼓を打ち鳴らし、それに合わせて猿田彦が境内にいっぱいに乱舞します。
というお祭りで、ステージの端にずっと立っていた赤い旗はこのお熊甲祭のものでした。
最初は天狗のようなお面をつけた猿田彦の先導から始まります。
このときは正直言って地味なお祭りかと思ってみていたんですが、
お神輿のような大枠旗が入ってくると一転して賑やかに
大きな旗と、少し小ぶりな旗、それに恵比寿様のような輿などが入り混じって踊り歩きます。
そして会場は盛り上がり、お熊甲祭の見せ場、島田くずしが始まりました。
巨大な旗がだんだんと傾いて倒れていき
地面についてしまいそうになるけれど
ギリギリのところで止める!
力強さやバランスをアピールする、神輿の担ぎ手達の見せ場だそうです。
ちなみにこの島田くずしの名の由来は、
「島田とは娘が結う日本髪の島田髷(しまだまげ)のことで、その昔、大旗の先端が祭りの見せ場の島田にあたり、その髪がくずれたことで名付けられたといわれています。」
会場での説明では、たしか観客の女性の島田に旗が当たって髪が崩れたのが由来〜といった話だったと思いますが、
観客に当てちゃダメじゃん〜とか思うも、それを誇らしげに技の名前にしてしまうあたりが昔からの祭りって感じで面白いですね^^
今だったらHPにお詫びが載りそうな話だ。笑。
島田くずしはその後、担ぎ手のがんばりで元の状態に起き上がって再び会場内を練り歩いては、また倒れて、と会場を盛り上げてくれました。
いやはや本当に力強いですね。石川にはすごい祭りがありました。